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by alquimista-mr
| 2008-09-05 12:33
| コンサート情報
音の旅人~風のように来ては去る旅人。彼が残していくものは音楽~ 6月14日(土) 13時開演 ギャラリー鶉 全自由席2000円 PROGRAMME NOTE 本日の演奏会でお聴きいただく楽器「リュート」、これは日本で、まだ広く知れわたっていない弦楽器です。この楽器はアラビア諸国のウードに起源を持ち、シルクロードを通り、日本へ持ち込まれたものが琵琶です。そして、ヨーロッパに渡ったものが、今回の演奏会で弾かれるリュート。琵琶法師が弾き語り、旅したように、ヨーロッパのリュート奏者も然り。それを今、甦られます。リュートはたくさんの弦を持ち、形は琵琶に似、しかし弦は指自体でつまびきます。中世にヨーロッパに持ち込まれ、バロックの終焉まで、一般庶民から王侯貴族まで広く愛された楽器でした。 この演奏会では、この楽器のために書かれたいろいろな作曲家のソロの曲、そして各地の民謡、宮廷歌曲と、幅広く取り上げてゆきたいと思います。吟遊詩人の奏でる音楽、それはひとつの国の音楽にとどまらず、旅の先々の街の中や宮廷で様々な曲を自分のレパートリーにしていったことでしょう。それを、遠く離れた国、遠ざかった時間を超え、今、演奏されます。 PROGRAMME F. スピナチーノ(15世紀後半~16世紀前半、イタリア):リチェルカーレ F. Spinacino : Recercare F. ダ・ミラノ(1497~1543、イタリア):リチェルカーレ F. da Milano : Recercare J. デル・エンシーナ(1469~1533、スペイン):痛みとひきかえに * J. del Encina : Mas vale trocar * 即興によるリチェルカーレ Recercare improvised J.A. ダルツァ(15世紀後半~16世紀前半、イタリア):ピーヴァ J. A. Dalza : Piva 即興によるリチェルカーレ Recercare improvised 作曲者不詳(フランス民謡):若い娘 * anon. : Une jeune fillette * E. ムリニエ(1600頃~1669、フランス):憧れのウラニー * E. Moulinie : Je suis ravi de mon Uranie * L. デ・ナルバエス(1500頃~1555頃、スペイン):悲しみ(デプレの作品に基づく) L. de Narvaez : Mille regrets (after J. Desprez) 作曲者不詳(イギリス民謡):グリーンスリーヴズ anon. : Greensleeves J. ダウランド(1563~1626、イギリス):我が敵、運命よ J. Dowland : Fortune J. ダウランド:真夜中のダウランド氏 J. Dowland : Mr.Dowland’s midnight 作曲者不詳(イギリス舞曲):ケンプのジグ anon. : Kemp’Jig 作曲者不詳(イギリス民謡):サリーガーデン anon. : Salley gardens A. ホルボーン(1545頃~1602、イギリス):アンソニーのパヴァン A.Holborne : Anthony pavan A. ホルボーン:名もなき作品 A.Holborne : Piece without title 作曲者不詳(イタリア古謡):人生のパッサカリア * anon. : Passacalli della vita * *歌とリュート 井上周子Chikako INOUE (リュート) 東京音楽大学器楽学科ピアノ専攻卒業。 大学在学中より古楽に興味を持ち、リュートを水戸茂雄氏に師事。 その後1999年より渡仏しリヨン国立高等音楽院古楽科にてリュート および通奏低音をE.フェレ氏に師事、2003年リュートの高等課程修了ディプロム取得(フランスで日本人初の高等ディプロム取得)。 またヴィルウルバンヌ国立音楽学校にてチェンバロおよび通奏低音を A.デュバール氏に師事、 2004年チェンバロおよび通奏低音の演奏家ディプロム取得。 在学中よりフランス各地で演奏活動を始め、通奏低音奏者として活躍。ナント、ジュラやモンペリエなどでの音楽祭にも出演。 帰国後も日本各地でソロ、室内楽での演奏会を行っているかたわら、ルネサンス音楽、初期イタリアバロック音楽のセミナーを開くなどし、後進の指導やアマチュアへの音楽普及をつとめている。 2007年11月にCD『melanges』をリリース。好評発売中。 ホームページ http//www.inouechikako.com #
by alquimista-mr
| 2008-06-13 23:10
| 目白バ・ロック音楽祭
6月14日(土) 17時開演 ギャラリー鶉 全自由席2000円 中世・ルネサンス時代の歌曲から、ロックやポップス、ジャズ、さらに唱歌、演歌に至るまで、ジャンルや時代の枠を超え過剰な表現抜きで"歌そのもの"の持つ叙情や世界観を表現するヴォーカリスト。 '93年に単身上京、ギター弾き語りやバンド活動等で様々なステージをこなす。 '03年には、古楽アンサンブル『アントネッロ*1』の代表・濱田芳通*2氏に抜擢にされ、同年11月21日に東京オペラシティーで行われたアントネッロのコンサート「1370-1720 中世からバロック期に至るイタリア音楽350年の歴史」に出演し喝采を浴びる。 その後もアントネッロと活動を共にし、'04年4月24日からの2日間連続リサイタル「Hitchy Pop Nights~七条信明による17世紀ヨーロッパのヒット・ソング」ではルネサンス歌曲から現代ポップス曲まで幅広いレパートリーを披露し観客を沸かせた。 '04年3月18日に行われたNHK FM『朝のバロック』元ナレーター日野直子さん主催のコンサート「日野直子の『目覚めのバロックライブショウ』~天正少年使節物語~」では「五木の子守唄」などの民謡を独特の解釈を交えて歌い上げた。 '05年11月には神奈川県民ホール開館30周年記念事業の一環として行われたコンサート「シリーズ~詩と音楽~イングリッシュ!シェイクスピアからワールドランゲージへ」でピーター・バラカン*3氏(著名な音楽評論家でブロードキャスター)と共演し絶賛された。 また、濱田芳通氏が指揮する声楽アンサンブル『ラ・ヴォーチェ・オルフィカ』のCD「聖母マリアの夕べの祈り」にソリストとして参加。同グループのコンサートにも出演。 '06年6月の「豊後ルネサンス音楽祭2006」では世界的アレンジャーのデビッド・マシューズ*4氏率いる『マンハッタン・ジャズ・オーケストラ』と共演。約450年もの長い時を経て、ルネサンス音楽とジャズという2つの異なる音楽が華麗なる融合を遂げルネサンス時代の楽曲が全く色褪せず躍動的で情熱に満ちあふれた芸術である事を証明した。 最近のソロ活動としてはポップス曲を中心としたコンサートを各地で行う。 また、後進の指導にも力を入れ、現役ボーカリストの立場からみた独自のヴォーカルレッスンを行っている。 #
by alquimista-mr
| 2008-06-13 23:03
| 目白バ・ロック音楽祭
聴衆のみなさまへ 今宵のプログラムは、異なる様式と表現の混合です。 18世紀におけるヨーロッパ文化は、イタリアはインスピレーションと革新の根源のままであり、フランスは様式と流行を象徴し、ドイツは独自の哲学を発展させ、そしてイギリスは帝国の道を歩むなど、混合した事象が見られました。今宵われわれが聴く音楽は、歴史における、このダイナミックな時代の結果として生じたものなのです。 ヴィヴァルディの「四季」はあらゆる時代において最も知られた作品群です。「赤毛の司祭」は、シンプルな田園での生活に憧れる神経をすり減らした都会人として、自分の経験を音楽で表現しました。このテーマは、テオクリトス(紀元前3世紀頃)がシチリア島での青年時代―離れることを許されなかったアレキサンドリアの図書館で司書として勤めていた―に、牧歌・田園詩を詠って以来、ヨーロッパではお馴染みテーマだったのです。一方で、たとえ田園での生活が大変に魅力的であったとしても、大自然の持つ見通しのきかないむごたらしさもヴィヴァルディは明らかにしています。例えば、激しいひょうの嵐により、貧しい農夫がすべての作物を台なしにされるのを目の当たりにし、来るべき冬を飢えなければならないといった状態で夏が終わるといったことです。 ハ短調協奏曲は、フランス・ブリュッヘンによる伝説的なレコーディング以来、われわれリコーダー奏者にとってはまさに「ザ・バロック」の協奏曲であり、私にとってはリコーダー奏者となった理由の一つなのです。趣味としてリコーダーを始めた時、母はよくブリュッヘンのLPをかけてくれたものでしたが、私はブリュッヘンの吹いている楽器が私と同じリコーダーなのだと気がつくまで随分時間がかかりました!すべての楽章にわたる美とロマンティックな感性を、感情に動かされるがごとく演奏することは大変困難なことです。そして、また技術面からも高いものが要求されます。自筆譜の中で作曲家自身が書き込んだ、より困難であるとさえ思えるいくつかのパッセージをこなすことは、幸福以上のものがあります。 ドメニコ・サッロは、アピュリアのトラーニに生まれました。彼はナポリに行き、ナポリ風のサッリと改名し修行に励み、ついにはナポリの宮廷の副楽士長とナポリ市の音楽監督になりました。イ短調のソナタは、ヨハン・ヨアヒム・クヴァンツのナポリ訪問を記念して作曲された、24の協奏曲とソナタを含んだ有名な自筆譜です。サッリは第一楽章をとてもオペラ的に書き、一方で第二楽章のフーガはシリアスかつ聴き手を楽しませるような対位法を用い、作曲家としての才能を示しました。ラルゲットでは長く、旋律的な輪郭を描き、一方で最終楽章では伝統的な舞曲を取り入れています。 ヨハン・ヘルミッヒ・ルーマンは外国で遊学した幾多のスウェーデン人音楽家の一人で、シャルル12世のパトロネージュに厚誼を感じていました。ロンドン滞在中には、ペプーシュやジェミニアーニ、そしてヘンデルと親交がありました。「スウェーデンのヘンデル」とも称されるルーマンはヨーロッパ諸国を遊学した成果として、多種にわたる作曲技法をスウェーデンに持ち帰りました。1744年に王室の婚礼のために作曲された「ドロットニングホルム音楽」は、彼が最も愛された芸術家であることを示している情感と複雑なハーモニーにあふれたモダンな作品なのです。1727年に作曲されたルーマンのフルート・ソナタは、私個人の見解ではありますが、18世紀において最も傑出した作品の一つではないでしょうか。 私の初めての日本ツアーを企画してくれたのは、私の親愛なる友人武田浩之氏でした。再び武田さんと仕事ができるというのは大いなる喜びです。というのも武田さんは、以前にも私に大きく手を差し伸べてくれたことがあったからです。武田さんは寛大な方であるだけでなく、音楽や演奏に対して、深い理解を持った人です。だから私たちの会話はインスピレーションに富み、実のあるものなのです。 ドメニコ・サッリ:リコーダー・ソナタ第11番 Domenico Sarri (1679-1744): Sonata XI (1725) for recorder, strings and b.c. ヨハン・ヘルミッヒ・ルーマン:リコーダー・ソナタ第10番ホ短調 Johann Helmich Roman (1694-1758):Sonata X in E minor for recorder and b.c. ヴィヴァルディ:リコーダー・コンチェルト ハ短調 RV441 Vivaldi: Concerto in C minor for recorder, strings and b.c. フランチェスコ・ジェミニアーニ:チェロ・ソナタ作品5-2 イ短調 Francesco Geminiani:Cello Sonata Op.5-2 a-minor* ヴィヴァルディ:《四季》より「春」「夏」 Vivaldi: La Primavera & L'Estate ダン・ラウリン Dan Laurin リコーダー独奏 ディミトリー・バディアロフ Dmitry Badiarov ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラ独奏* 高橋未希 Miki Takahashi ヴァイオリン 松永綾子 Ayako Matsunaga ヴァイオリン 深澤美奈 Mina Fukazawa ヴィオラ ディミトリー・バディアロフ Dmitry Badiarov ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラ 諸岡典経 Noritsune Moro'oka ヴィオローネ 井上周子 Chikako Inoue リュート 渡邊 孝 Takashi Watanabe チェンバロ 6/10(火)19時 トッパンホール S6000 / A4500 チケットのお申込みは、03-3901-1573 又はオーダーフォームから Dear audience, Tonight's program is a mix of different styles and expressions. European culture in the 18th century was a mixed affaire, with Italy remaining the source of inspiration and innovation, France representing style and fashion, Germany developing its own philosophy and England becoming an empire. The music we listen to tonight is a result of this extremely dynamic period in our history. Vivaldi's Four Seasons are some of the most known compositions of all times. The Prete Rosso was able to put in music his experiences as a stressed city dweller longing for a simpler life in the countryside. This theme had been popular since Theochritos (c. 300 bC) first wrote his idyllic poetry about his youth in Sicily while working as a librarian at the library in Alexandria, a place he wasn?t allowed to leave. Even if life on the countryside has a tremendous attraction, Vivaldi also shows the blind cruelty of Nature: The Summer ends with a terrible hail storm where the poor farmer sees his entire harvest destroyed so that he will have to starve the coming Winter. The C minor concerto has been THE baroque concerto for us recorder players ever since the legendary recording by Frans Brüggen, and it is one of the reasons for me playing the recorder at all: my mother used to play the Brüggen LP for me when I had just taken up the recorder, but it took some time till I realised, that Mr Brüggen was indeed playing the same instrument as I. The beauty and romantic feeling of every movement makes it emotionally difficult to perform, and it is also quite demanding technically. One is more than happy that the composer himself in the original manuscript crossed out some passages which seem to have been even more difficult. Domenico Sarro was born in Trani in Apuglia. He went to Naples and made a career under the napolitanised name of Sarri. Eventually he became maestro di capella to the city of Naples as well as vicemaestro di cappella at the court. The Sonata in A minor is from a famous manuscript containing 24 concerti and sonatas for the recorder and strings which some claim was prepared for Johann Joachim Quantz' visit to Naples. Sarri is very operatic in the first movement, whereas the second fugato is serious and shows the composer's gift for entertaining counterpoint. The larghetto shows long, melodic lines whereas the last movement brings feelings of traditional, Italian dances. Johann Helmich Roman was one of several Swedish musicians to go abroad in order to study, thanks to the patronage of Charles XII. While in London (1715-21) he came in contact with Pepusch, Geminiani and Handel. Sometimes called ?the Swedish Handel?, Roman introduced many different compositional techniques to Sweden as a result of his travels. His ?Drottningholm Music?, composed for a royal wedding in 1744, is a modern work full of emotions and complex harmonies showing a daring artist. Roman?s flute sonatas from 1727 in my opinion are amongst the finest from the 18th century. My first tours to Japan were planned by my dear friend Hiroyuki Takeda. It is with great pleasure I again work with Takeda-san, who has helped me so much in the past. Takeda-san is not only a generous person, he also has the musician?s understanding of music and performance, making our conversations inspiring and fruitful. #
by alquimista-mr
| 2008-06-08 22:05
| 目白バ・ロック音楽祭
こうして見ると、あらためて豪華なメンバーだな・・・ 音楽祭に出演するソリストたちの共演。しかも皆優れたアンサンブル・プレイヤーなので、音楽祭のために編成された臨時アンサンブルにもかかわらず、音楽の喜びが溢れてきます! 一回目のリハですっかり気に入ってしまったダンは「このメンバーでツアーや録音ができないかな?」とまじめな顔で思案中。さて、これからどう展開していくでしょうか。「出会い」を演出することも音楽祭の重要な目標なんです。 6月10日(火)19時 トッパンホール サッリ:ソナタ11番 ルーマン:ソナタ10番 ヴィヴァルディ:リコーダー・コンチェルト ハ短調 ジェミニアーニ:チェロ・ソナタ2番 ヴィヴァルディ:《四季》から「春」「夏」 まだチケットはございます。 お問い合わせは、音楽祭事務局03-3986-4888まで! (アルケミスタは音楽祭期間中はほとんど不在です) #
by alquimista-mr
| 2008-06-08 13:42
| 目白バ・ロック音楽祭
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